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アウトソーシングとコンサルティング、何が違う?メリットデメリットまとめ

ノウハウがなく業務がスムーズに進まない、コストや社員の負担が大きすぎる。ビジネスを行う上で、こういった悩みはつきものです。

自社で試行錯誤をしながら業務フローを固めていくというのも方法の一つではありますが、
コンサルティングやアウトソーシングを導入するのも有効な手段です。

データや知識、ノウハウを豊富に持っているプロの協力を得ることで、効率的に問題を解決することができます。

ですが、コンサルティングとアウトソーシングの違いを理解していないと、導入したものの思ったよりも成果が上がらないといった事態を引き起こしかねません。

この記事では、コンサルティングとアウトソーシングの違いについて、分かりやすく説明いたします。


目次[非表示]

  1. 1.アウトソーシングとは?
  2. 2.アウトソーシングのメリット・デメリット
  3. 3.アウトソーシング会社ができること
  4. 4.コンサルティングとは
  5. 5.コンサルティングのメリット・デメリット
  6. 6.コンサルティング会社ができること
  7. 7.2つの決定的な違い
  8. 8.自社の状況によって選択が変わる
  9. 9.まとめ
    1. 9.1.アウトソーシング
    2. 9.2.コンサルティング







アウトソーシングとは?


アウトソーシングとは、人材やノウハウといった外部のリソースを導入することを指します。特定の部署の業務を外注して、他社に担当してもらい、コストや社員の負担削減といった目の前の課題を解決します。

アウトソーシングが注目されるようになった背景としてあげられるのが、少子高齢化による人材不足。少ない社内リソースで、成果を上げる必要に迫られるようになったのです。

そこで年々アウトソーシングを導入する企業が増えており、経済産業省の調査によると、大企業の6割以上がアウトソーシングを導入しているほどです。








アウトソーシングのメリット・デメリット

アウトソーシングのメリットとしてあげられるのが、社員の業務削減やコスト減、コア業務の明確化、人材の調整などが可能になることです。

業務を効率化してコストを抑えられ、アウトソーシング会社の持つノウハウを活用できるため、企業の競争力を高めることができます。

逆にデメリットとしてあげられるのが、業務の洗い出しや標準化の手間がかかることです。社内で業務を行う分には、自然とメンバー間で共有されていることも、外部にアウトソーシングする際には、一つひとつ洗い出して体系化する必要があります。

他のデメリットとしては、セキュリティ面を含めた統制面の弱体化、ノウハウの蓄積ができなくなることがあげられます。







アウトソーシング会社ができること


では、アウトソーシング会社に依頼すると、どんな業務が行われるのでしょうか。

アウトソーシングの場合、会社の基幹業務は行わず、判断や責任を伴わないある程度定型的にできる業務が中心になります。代表的な例として下記のような業務があげられます。

・在庫管理や商品の梱包、配送などの物流関係の業務
・店舗管理や人材教育を含む店舗運営業務
・事務作業や受付業務

以前はパートやアルバイトが行う比較的取り組みやすい業務が中心でした。ですが最近では、人事や法務、会計や情報システムや求人の採用代行といった高度なスキルが求められる
業務もアウトソーシング化が進んでいます。







コンサルティングとは


コンサルティングとは、企業の問題を解決するために、改善提案と改善策の実施を行うことです。将来的に渡って高い収益を上げられるよう、改善をしていくのがコンサルティングの目的です。

人事のみといったように一つの部署に特化してコンサルティングを行う場合と、事業戦略や組織風土の改善といったように、会社全体のコンサルティングを行う場合があります。







コンサルティングのメリット・デメリット

コンサルティングのメリットとしてあげられるのが、プロの視点で業務改善を行えること。社内で業務改善をしようとすると、客観的な目で問題点を洗い出すのが難しい面があります。その点、コンサルティングを活用すれば、第三者の視点から見てもらうことが可能です。

コンサルティング会社は豊富なノウハウを持っているので、自社で行うよりも高い効果をもたらしてくれます。

また、事業戦略や組織風土といった会社のコアの部分から改善することができるため、一時的なコスト削減や収益アップだけにとどまらない、持続的な効果が期待できます。

コンサルティングのデメリットとして、アウトソーシングと同じく、ノウハウが蓄積されないことがあります。また、業務改善のポイントは業界によって大きく異なるので、自社の業界に精通していない会社を選んでしまうと、結果を出すのは難くなります。







コンサルティング会社ができること

コンサルティング会社は、以下のような業務を行います。


・業務改善を進めるための、業務の可視化
・業務全体を見渡しポイントとなる業務問題の特定
・ロジックツリーやバリューチェーン分析などの手法による原因追及
・依頼企業とすり合わせつつ、改善案を提案・実施
・実施した改善案を効果測定
・効果をもとに、次の施策を考案


コンサルタントが改善案を練るために、業務をクライアントの社員と行うことはあります。ですがあくまで問題解決のためのプロセスなので、本質的な業務は継続的な収益増加のための仕組みづくりです。







2つの決定的な違い


アウトソーシングとコンサルティングに決定的な違いは、以下の通りです。

アウトソーシングでは、外部のアウトソーシング会社にある部署の特定業務をだけを外注することで、その業務にかかるコストや社員の負担を抑えることができます。業務を請け負い、実務を代行するのがアウトソーシング会社の仕事です。そのため、自社で業務の洗い出しや標準化を行う必要があります。

一方、コンサルティングは、企業の抱える課題を解決することが目的です。コンサルティング会社の仕事は、問題の改善策の提案と実施です。アウトソーシングのように目の前の業務を改善するためではなく、組織全体に目を配り、将来にわたって高い収益を上げられるような仕組みづくりを行います。

このように、アウトソーシングとコンサルティングには大きな違いがあります。では、どちらを選ぶとより効果的なのでしょうか。


自社の状況によって選択が変わる

アウトソーシングとコンサルティングのどちらが効果的なのかは、自社の状況によって大きく異なります。

アウトソーシングの場合は、特定の業務を外注し、自社で業務の洗い出しや標準化をする必要があります。ですので、どの業務を改善する必要があるのか、問題点はどこにあるのかを自社であらかじめ整理する必要があります。

ですので、自社の改善点が分かっていて、コスト削減や社員の負担削減など目の前の課題をピンポイントで解決したいといったケースに向いています。また、コンサルティングのように組織全体を改善するわけではないので、比較的スピーディーな対応が可能です。

コンサルティングの場合は、会社全体を見渡し、将来の収益増加を視野に入れ、問題解決の提案と実施を行うことができます。ですので、問題があるのは認識しているがどこをどう改善して良いか分からないといったケースや、長期的に会社を改善したいといったケースに向いています。

アウトソーシングに比べて、会社全体の将来を視野に入れて見るという特徴があるため、特定の業務をピンポイントで改善したい、早期に結果に繋げたいといったケースでは、あまり力を発揮しない可能性があります。







まとめ

アウトソーシングとコンサルティングは、企業の抱える問題を解決してより良い状態に導くという点は共通していますが、比較してみると大きな違いがあります。


アウトソーシング

・ある部署の特定業務をピンポイントで請け負う
・コストや社員の負担削減など目の前の課題を解決
・会社の基幹業務や判断・責任の伴う業務は行わない
・コンサルティングに比べて、スピーディーに課題解決ができる


コンサルティング

・企業の問題を解決するために、改善提案と改善策の実施を行う
・組織全体を見渡し、将来にわたり高い収益を上げられるよう改善する
・特定の部門はもちろん、事業戦略や組織風土の改善などの基幹業務にも携わる
・アウトソーシングと違い、組織全体の根本的な課題解決ができる


どちらを選ぶにしても、大切なのは自社の状況に合ったものであるかどうかです。できるだけ早期に解決したいのか、将来にわたって根本的な解決をしたいのかなど、じっくり自社の方針を考えて検討する必要があります。

アウトソーシングやコンサルティングといった業務改善の必要性はますます高まっています。一度社内で徹底的に検討してみてはいかがでしょうか。


<参考>
オルタナティブ・ブログ~採用コンサルティングと採用アウトソーシングの違いとは?~

Gozonji~コンサルティングとアウトソーシングの違いとは~

newsbase,inc.~アウトソーシングが可能な業務を全て解説してみた~

ビジネスプロセス改革推進室~業務改善コンサルは何をしてくれるのか?~

BPO.com
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